FireNET 取扱説明書
消防設備点検票ソフトFireNET
消防設備点検票作成ソフト FireNETについて
消防設備点検票ソフトFireNETは、消防法第17条の3の3で定められている消防用設備等の定期点検報告に必要な点検票を、簡単に作成できるソフトです。
このソフトは、インターネット閲覧用ソフト(以下、ブラウザ)を利用します。
専用ソフトの購入やインストールは必要ありません。
用語の説明
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PDFファイル
印刷可能な品質で電子文書を扱うためのファイル。
いまや、官庁関係の入札書類をはじめ、様々な書類がPDFファイルでやり取りされています。FireNETでは、書類をPDFファイルとして保管し、印刷用に利用しています。 -
ブラウザ
インターネット閲覧用ソフト。ほとんど全てのパソコンに標準で付属しているソフト。
本来、Webサイトを見るために利用するものですが、FireNETのように業務用ソフトを利用するためにも利用されています。
利用上の注意
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戻るボタンについて
ブラウザには、通常、画面左上に (戻るボタン)がありますが、このソフトでは利用できないようになっています。
そのかわりに、ほとんどの画面左上には、 (FireNET専用の戻るボタン)があります。このボタンを使用して元の画面に戻ってください。
また、動作不良その他の原因で、どこをクリックしても動かなくなった、等の症状の場合は、画面左上の「 FireNETボタン 」をクリックして下さい。強制的にログイン直後のトップメニュー画面に戻ることが出来ます。
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時間切れについて
FireNETの利用中に、しばらく何もせずに放置すると、再開したときに時間切れになりもう一度ログインを求められます。時間切れになると、編集中の内容は失われますのでご注意下さい。
最後にアクセスしてからの経過時間を画面の上下に棒グラフでリアルタイムに表示していますので目安にしてください。
時間切れになるまでの時間(最後にアクセスしてからの経過時間)は、点検票の画面は30分、メニューは5分、その他は15分です。
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データ復活機能
点検票や各種帳票の編集画面では、作成途中で時間切れになっても、データが破棄される前にクリップボードへ自動保存できます。
再度ログインして、自動保存の内容を【ページ貼り付け】ボタンで貼り付ければ、直前のデータを復活できます。
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■ べき乗について
べき乗を入力する方法は以下の通りです。なお、現状は上付き文字として2と3が入力可能です。
【例】
m3(立方メートル)を入力したい場合 → m^3
m2(平方メートル)を入力したい場合 → m^2
解説:^(べき乗をあらわすキャレット)と半角数字2あるいは3を入力するとそれぞれ上付き文字としてPDF化されます。
ブラウザには上付き文字を表示出来ませんが、PDFには正しく表示されるようになります。
なお、記号の㎡も入力/印刷可能ですが、^(べき乗をあらわすキャレット)の使用を推奨します。
この方法であれば、お客様のパソコン環境に関係なく表示印刷が可能です。
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■ スターデルタについて
Y-Δのように、Y(ワイ)を使用します。
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■ リットルについて
ℓの記号も使用できますが、ISOの規定に基づき、アルファベットのL(ラージエル)の使用を推奨します。
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ポイント制をご利用の場合
ポイント制をご利用の場合、FireNETのサービスの一部で、ポイントが必要になる場合があります。
ポイントは1ポイント1円で購入いただけます。
例えば、点検票の印刷用PDFを作成するには、データ量に応じてポイントが必要になります。
法令対応状況
消防設備点検票作成ソフト FireNET は、最新の法令に対応しています。
詳細は、製品情報のページをご覧ください。
FireNET固有の様式変更点
平成14年3月12日の告示に基づく様式は、同年6月20日消防庁事務連絡による正誤訂正によって一部修正されました。また、その後の法改正により、新様式の追加等も告示されており、平成31年4月18日の消防庁告示では、押印が不要になるなどの大幅な改正も告示されています。
しかしながら、現状の告示様式には、誤字脱字等が正誤訂正されていないと考えられる部分が若干存在します。
ファイヤーソリューションズでは、法的・技術的判断に基づいて、この様な正誤訂正を独自に行い、FireNETの製品に反映しています。
以上の様な理由から、FireNETの製品を使用することによって作成される点検票は、告示及び事務連絡等に掲載の様式に、必ずしも完全に一致しているとは限りません。
例えば、以下のような部分に独自の変更が加えられています。
- スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・泡消火設備、それぞれの(その2)5行目「圧力スイッチ」6行目「起動用圧力タンク」の行の高さを、他の行と同じ高さに揃えています。そのほかにも、必要だと思われる箇所の列幅や行の高さを、調整しています。
- 動力消防ポンプ設備(その1)の7行目「吸管投入口」は「吸管投入孔」の誤りだと考えられます。「吸管投入孔」の「孔」が、「口」として告示には記載されていますが、消防法施行令第27条には「吸管投入孔」と書かれているため、「孔」が正解です。よって、「吸管投入孔」に修正してあります。消防用水点検票なども同様に修正してあります。
- 屋外消火栓設備(その2)31行目「減圧のための装置」は「減圧のための措置」の誤りだと考えられます。これは、点検基準から判断しても明らかなため、「減圧のための措置」に修正してあります。
- その他、罫線の区切り方や表現・語句がおかしいと思われる部分は、点検基準を確認した上で適正に修正しています。
上記の他にも必要に応じて変更が追加されます。この様な修正がされていることを良くご確認の上、消防関係機関に書類を提出して下さい。
サポート
ファイヤーソリューションズでは、サポートを提供しています。
なお、お問い合わせ頂く前に、是非、このWebサイトで提供している各種の情報をご覧ください。具体的な解決策が見つかるかもしれません。
また、ご利用のブラウザ、Adobe Reader、プリンタドライバの取扱説明書もご一読下さい。
プリンタドライバは、最新のバージョンをお試しいただく事もお勧めいたします。
保証の限定
お使いになる方や他の人が、この製品・サービスの誤作動、使用中に生じた故障、その他の不具合、この製品・サービスの使用によって生じた損害又はこの製品・サービスを使用することが出来ないことから生じた損害(営業利益の損失、営業妨害、営業情報の損失などを含む)につきましては、当社は一切その責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
なお、現在、上記損害補償の内、データの損失に伴う復旧費用補償を付保した料金プランを検討しています。新しい料金プランなどは、FireNETのWebサイト上で告知してまいります。